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〒144-0034 東京都大田区西糀谷4-29-16
ステーションツインタワーズ糀谷フロントウエスト1階
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皆さまこんにちは。
前回は低身長の原因についてお話しました。
低身長には検査の結果、治療ができる場合があります。
今回は当院でできる検査についてお話します。
~当院でできること~
①成長曲線の作成
②レントゲン撮影
③血液検査(成長に関するホルモンを調べます)
④成長ホルモン分泌刺激試験(日帰りで検査ができます)
☆成長曲線の作成☆
専門医が成長曲線を作成し、思春期に入っているか、
お子さまの身長の推移から隠れた病気がないか、治療できる低身長かどうか確認します。
そのため受診時は、必ずお子さまの母子手帳と幼稚園、小学校、中学校の身長・体重を計測した記録を持参してください。
※アプリや写真の場合は印刷して紙で持参ください。
また身長の伸びは遺伝的要素も関係するため、お父さん、お母さんの身長もお伺いします。
WEB問診がありますので事前ににご入力ください。
ご両親の身長からお子さまの成人身長が分かります。
計算式も載せていますのでよければ試してみてくださいね。
計算式
男子=(両親の身長の合計+13)÷2
女子=(両親の身長の合計-13)÷2
※この数値はあくまでも目安となる値です。
☆レントゲン撮影☆
必要時、手のレントゲン撮影を行います。
レントゲンを撮ることで骨年齢と骨の成熟度がわかります。
骨端線と呼ばれる骨の隙間が閉じていると、これ以上身長は伸びません。
上のレントゲン写真は実際のものです。
左が14歳の時の写真です。赤丸の中の骨端線があいています。
右が同じお子さまの17歳の時の写真です。
14歳の時に比べて骨端線が閉じてきているのがお分かりになりますでしょうか。
骨端線があいている場合は、まだ身長がのびる可能性があり治療ができますが、
骨端線が閉じている場合は、これ以上身長が伸びないため治療はできません。
診察、検査の結果さらに詳しい検査が必要となりましたら、
血液検査や成長ホルモン分泌刺激試験などの精密検査を行います。
血液検査の内容や成長ホルモン分泌刺激試験については次回お話しますね。
身長のご相談は下記の予約ページから専門外来の予約をし、
身長の記録をご持参のうえご来院ください。
慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学医学部小児科学教室入局、慶應義塾大学医学部大学院博士課程、東京都立小児総合医療センター内 分泌代謝科医員、川崎市立川崎病院小児科医長 川崎市小児慢性特定疾病審査会委員
医学博士、日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医、日本内分泌学会内分泌代謝科小児科)専門医・指導医、日本内分泌学会評議員、日本小児内分泌学会評議員、日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医